「あの日にドライブ」を中年の親父に勧めたい
こんにちわ!中年と呼ばせないスライムです。
ホイミ~☆
年間50冊本を読破するって目標の第2冊目です。
これが今年の目標↓
kiyotakabaske.hatenablog.com
今回はスライムが推す著者 荻原 浩 「あの日にドライブ」です。
めっっっちゃいい!言葉の表現、使い方 天才かよ
面白いと思ったら
候補 | 第134回直木賞(平成17年/2005年下期)『あの日にドライブ』 |
直木賞に候補となっていた本なんですねw
いやーさすがスライム。これで小説評論家として引き抜かれる日も近いんだろうな ぐひひ
さらにさらに、出版依頼や大手企業とコラボなんかしちゃって
かわいい受付嬢とも付き合えちゃったり、同窓会であった元カノともヨリ戻しちゃったり
・・・ってな妄想をしまくる
脱サラ、タクシードライバーの話ですw
スライムは楽しい本に出会うと必ず好きな言葉、フレーズをメモしたり後から読み直すことをします。
面白いフレーズがたくさんあった本は2回見ます。というか自然と2回見てしまうんですよね。
この本で好きなフレーズを紹介。
主人公の職場の上司が言った朝礼での会話より
「先日、私が韓国に旅行しましたおり、ふとこんな言葉が浮かびました」
『縁は円では買えない、恩はウォンでは買えない』
・・・恩はウォンでは買えない
スライムも従業員が増えたら伝えよう。恩はウォンでは買えないw
営業成績が上がらない主人公はある日大手メガバンク入行前の学生をタクシーに乗せます。
主人公は地方銀行マンの脱サラ、その学生はタクシーを使わないと入行式に間に合わないかもしれない状況です。
そんな中のワンフレーズ
入行前研修か。銀行は入行式の前から査定を始める。遅刻はこの学生に銀行マン人生に大きな影響を及ぼすだろう。つまり、スタート時点で脱落。
なんだか自分が天の上から人生の運命のサイコロを振る、人ならざる者になった気がした。
いま俺はこの若者の人生を握っている。俺の一存でこいつの一生が変わってしまうかもしれないのだ。ふっふっふ。わざとゆっくり行っちゃおうかな。
人ならざる者、わざとゆっくり行っちゃおうかなw
なにが面白いかって主人公のキャラですね!
男は妄想をたくさーんします。
けど中年になるにつれて家族も増える、責任も出てくる、現実的になる。
そんな中年にスポットを当てた「あの日にドライブ」
荻原 浩さんは本当に言葉使いが上手い!
いや~、この人に家族愛、ヒューマンドラマ書かせたら右に出るものはいないと思いますね。
最後にはスカッと、ホッコリもしますよ!
みなさんも面白い本あったら教えて下さいねー。
円は縁では買えませんよw