イナビル吸入指導中にリバースされた話
こんにちわ!マラソン後の膝悪化率100%のスライムです。
インフルエンザのピークはもう過ぎた様子ですね!
毎年どの医療機関も悩まされます。インフルエンザ
個人的にですが今年はそんなに流行していないのではと思います。
今年は当直中に多くてインフル患者5人
数年前の時は10人以上に抗インフルエンザ薬を説明した記憶がありますもん。
インフルエンザの薬として有名なのが「タミフル」
カプセルも粉薬もあります。
通常、成人及び体重 37.5 kg 以上の小児にはオセルタミビルとして1回 75 mg を1日2回、5日間経口投与します。
インフルエンザになった方はわかるかもしれませんがタミフルでなく「イナビル」が処方されることがあります。
粉を吸うのです。
成人:ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回 吸入投与する。
小児:10歳未満の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして20mgを単回吸入投与する。
10歳以上の場合、ラニナミビルオクタン酸エステルとして40mgを単回吸入投与する
さかのぼること数年前 イナビルを取りに来た時の話です。
患者「薬下さい」
スライム「インフルエンザのお薬が出ています。一回吸い切りのお薬です。」
患者「今飲みます」
スライム「飲む・・・(まあいいや) 吸入時むせますので気付けて・・」
患者「ゴフッ!!ゴフォー!!!」
スライム「!!!(むせてる)吐き出さないで下さいw」
患者「ゴフォ!うっ!!おう!!!」
スライム「(リバーーーーーース)大丈夫ですか?」
患者「は、はい ゴフォー!」
・・・見事な吐きっぷり。
その後吐瀉物は適切に対処しました。患者の容体は看護師さんに任せます。
医療者としてまず考えたのが、「患者の状態がどれだけ重篤か」
飲み会でのリバースはよく見ているので緊急性は低いのはわかるがイナビル吸入している最中に吐かれるとな・・・
意識はあったので緊急性はなしと判断。
次にしっかり吸入できてるかどうか
こういった場合ってちゃんと吸えているのかが疑問ですよね。
吐き気が強い患者には口からは控えたほうがいいでしょう
ラピアクタっていうインフルエンザの注射薬もあるのだから
あとはこういったリスクのある患者には目いっぱい吸う必要がないこと、飲み物を用意しておき、小まめに吸入することを説明しとくべきだと思った。
吐瀉物の処理方法も薬剤師なら知っとく必要はありますよ!
先輩ぶちスライムに「処理しろ」と言われましたもんw
イナビルはけっこうむせるんで注意!!